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家族葬の費用相場と内訳|節約のための6つのポイントを解説

著者: お葬式いろは編集部 公開: 2026年3月16日 更新: 2026年3月16日
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家族葬は「小規模で費用が安い」というイメージを持つ方が多いですが、実際の費用はどのくらいかかるのでしょうか。日本消費者協会の調査(2022年)によると、葬儀費用の全国平均は約110〜180万円とされており、家族葬でも決して安くないケースがあります。 この記事では、家族葬の費用相場と内訳をわかりやすく解説し、費用を賢く抑えるためのポイントをご紹介します。 家族葬の費用相場 家族葬の費用は、参列者数や地域、葬儀社によって大きく異なります。参列者数別の目安は以下のとおりです。 | 参列者数 | 費用の目安 | |--------|----------| | 5〜10名 | 50〜100...

家族葬は「小規模で費用が安い」というイメージを持つ方が多いですが、実際の費用はどのくらいかかるのでしょうか。日本消費者協会の調査(2022年)によると、葬儀費用の全国平均は約110〜180万円とされており、家族葬でも決して安くないケースがあります。

この記事では、家族葬の費用相場と内訳をわかりやすく解説し、費用を賢く抑えるためのポイントをご紹介します。

家族葬の費用相場

家族葬の費用は、参列者数や地域、葬儀社によって大きく異なります。参列者数別の目安は以下のとおりです。

参列者数 費用の目安
5〜10名 50〜100万円
10〜20名 80〜150万円
20〜30名 120〜200万円

一般葬の平均が200〜300万円程度であることと比べると、家族葬は費用を抑えやすい選択肢といえます。ただし、参列者が少なくても式場代やお布施などの固定費は変わらないため、思ったより費用がかかるケースも少なくありません。

家族葬の費用内訳

家族葬の費用は、大きく5つの項目に分けられます。

1. 葬儀一式費用(50〜100万円)

葬儀社に支払う基本的な費用で、以下の項目が含まれます。

  • 式場使用料:斎場や葬儀ホールの利用料
  • 祭壇・花祭壇:白木祭壇・生花祭壇のグレードにより差が出る
  • 棺・骨壷:素材やデザインで2〜30万円と幅広い
  • 遺体の搬送・安置:病院や自宅から斎場への搬送費用
  • 司会・スタッフ人件費:葬儀を進行するスタッフへの費用
  • ドライアイス・処置費:安置中に必要なケア費用

プランの内容は葬儀社によって異なるため、何が含まれているかを必ず確認しましょう。

2. 飲食接待費(10〜30万円)

通夜振る舞いや精進落としなど、参列者への飲食費用です。

  • 通夜振る舞い:通夜終了後の食事(1人あたり3,000〜5,000円程度)
  • 精進落とし:告別式後の会食(1人あたり5,000〜10,000円程度)

家族葬では参列者が少ないため一般葬より費用を抑えられます。省略することも可能です。

3. 返礼品費(5〜20万円)

参列者へのお礼の品にかかる費用です。

  • 会葬御礼:参列者全員へのお礼の品(500〜1,500円/個程度)
  • 香典返し:香典をいただいた方への返礼品(香典額の半額〜3分の1が目安)

家族葬では香典を辞退するケースも多く、その場合は香典返しが不要になります。

4. お布施(20〜50万円)

僧侶への謝礼で、以下の費用が含まれます。

  • お布施本体:読経・戒名料(宗派や戒名のランクにより大きく異なる)
  • お車代:僧侶の交通費(5,000〜1万円程度)
  • 御膳料:精進落としに参加しない場合の食事代(5,000〜1万円程度)

5. 火葬費用(5〜40万円)

遺体を火葬する際の費用です。

  • 市区町村営の火葬場:無料〜6万円程度(住民は割安)
  • 民間の火葬場:20〜40万円程度

火葬費用は葬儀社の見積もりに含まれないことがあるため、必ず事前に確認してください。

地域によって費用は大きく異なる

家族葬の費用は地域差が大きく、都市部では式場使用料や人件費が高い傾向があります。

地域 費用の目安
東京・大阪などの大都市圏 130〜200万円
地方都市 80〜150万円
農村部 50〜100万円

家族葬の費用を抑える6つのポイント

ポイント1:複数の葬儀社から見積もりを取る

同じ内容でも葬儀社によって価格が30〜50万円異なるケースがあります。少なくとも2〜3社から見積もりを取り、内容と価格を比較することが大切です。

ポイント2:市営の斎場・火葬場を利用する

市区町村が運営する斎場は、民間と比べて費用が大幅に安くなります。火葬費用が無料〜数千円で済む自治体もあるため、まずお住まいの自治体の施設を確認しましょう。

ポイント3:祭壇はシンプルなものを選ぶ

祭壇は費用の差が出やすい項目です。生花祭壇はシンプルながら見栄えが良く、白木祭壇より安価な場合があります。参列者数に見合ったコンパクトなプランを選ぶことで、費用を抑えられます。

ポイント4:飲食を簡素化する

通夜振る舞いや精進落としを省略したり、お弁当形式にすることで飲食費を大幅に減らせます。家族だけの少人数であれば、温かみのある食事を自宅で用意することも選択肢の一つです。

ポイント5:香典を受け取ることも検討する

家族葬では香典を辞退することが多いですが、受け取ることで葬儀費用の一部をまかなうことができます。ただし、香典を受け取った場合は香典返しが必要になる点も考慮してください。

ポイント6:戒名のランクを必要以上に上げない

戒名(法名)は宗派・ランクによって費用が大きく異なります。「院号」「院殿号」などの上位ランクは数十万円になることもあります。生前の意向や宗派の慣習を踏まえたうえで、適切なランクを選びましょう。

後から追加されやすいオプション費用に注意

葬儀社の見積もりに含まれていない費用が、後から追加されるケースがあります。

  • 遺体保存(エンバーミング):3〜10万円
  • ドライアイス追加分:1〜2万円/日
  • 棺の追加オプション(レース・飾りなど):数万円
  • 写真撮影・映像サービス:3〜10万円

見積書の「基本プラン」に何が含まれているかを事前にしっかり確認し、追加費用が発生しそうな項目を把握しておきましょう。

まとめ

家族葬の費用は参列者数・地域・プランの内容によって大きく変わりますが、目安としては80〜150万円程度を見込んでおくと安心です。費用を抑えるには、複数社への見積もり比較・市営施設の活用・飲食の簡素化が有効です。

大切な方を送り出す葬儀は、費用だけでなくご家族が納得できる内容であることも大切です。事前に十分な情報を集め、悔いのない選択をしていただければと思います。

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よくある質問

葬儀費用は誰が負担するのですか?

一般的には喪主が負担することが多いですが、法律で決まっているわけではありません。遺族間で話し合って決めることができます。故人の遺産から支払うことも可能です。また、香典で費用の一部を賄うこともできます。

葬儀費用の支払い方法は?

葬儀社によって異なりますが、一般的には以下の方法があります:

1. 現金払い
2. 銀行振込
3. クレジットカード
4. 葬儀ローン

支払いのタイミングは、葬儀前に一部前払い、残金は葬儀後1週間以内というケースが多いです。